![世界がわかる理系の名著 (文春新書) 世界がわかる理系の名著 (文春新書)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41GOnzI8KML._SL160_.jpg)
- 作者: 鎌田浩毅
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 新書
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数式を使わず、中学生にも分かるように書いてある。
そこは見事なのだが、もう少し突っ込んだ内容にすべきだったのでは
なかろうか、とも思う。
というのも、数学者について書いた藤原正彦の「心は孤独な数学者」も
同様に数式をほとんど使わない書き方だが、人数を絞って深みのある
ないようにしているからだ。
![心は孤独な数学者 (新潮文庫) 心は孤独な数学者 (新潮文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51P5W1FW3WL._SL160_.jpg)
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/12/26
- メディア: 文庫
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「世界がわかる理系の名著」は、14人の科学者の本についてい紹介し
ているが、もう少し減らしてもよかったのかもしれない。
それでも、原典を読んでみようかな、と思わせる筆致は素晴らしいも
ので、高校生の課題図書にしてもいいのではなかろうか。
進学校ならば、この本で紹介されている原典のひとつを選んで感想文
を書かせてもいいかもしれない。