芸人のバランス

アメトーーク「○○じゃない芸人」が面白かった。


コンビで活動している芸人で、一方が強い印象を持っていると、もう片方は
影が薄い。
そういう芸人たちを集めてトークさせると、まあ喋る喋る。
ふだん、どれほど抑圧されていたんだ、と思うほどだ。


特に、オードリー若林の
「現場でスーツを着て立っていると、電通博報堂の人に間違えられる」
というのには笑ってしまった。
たしかに、そういう感じがする。
だから、ジャケットの胸ポケットにポケットチーフを忍ばせて差別化を図っ
ているのだそうだ。うーむ。


コンビの芸人で売れている人たちは、考えてみるとバランスがとれている。
これは最初からそうだったこともあるかもしれないが、おそらくボケの天才
性にツッコミがついていった結果なのではないか。


で、ついていけない場合は、ボケがほとんどピン芸人のように活躍していく
ことになる。例えば、山口智充とか塚地とかがそうだ。
実力の世界なので、面白くない方の仕事はどんどんなくなってしまうのだろ
う。厳しい話である。


ただ「○○じゃない芸人」のトークでも触れられていたが、天津の向だけは
例外だと思う。割とキャラも立っているし、役割もボケである。
彼らの場合は、コンビでいる必要がないのではないか。


芸人の組み合わせなんて、ほとんど偶然でできたようなものだから、天の配
剤というものがあるのだなぁ、と思ってしまう。