BS2で押井守特集をやっており、今日は「うる星やつら」をやっていた。
私は初期のオープニングとエンディング曲が大好きで、あのラテンポップというのか、にぎやかな
感じの音楽は、日本ではちょっと珍しいタイプではないかと思う。
作曲したのは、小林泉美という人で、現在はホルガー・ヒラーというミュージシャンと結婚して、
英国に住んでいるのだそうだ。
超有名な「ラムのラブソング」
フルバージョンの間奏も素敵だった。
アニメの第1話から100話まで使われていたそうだ。
エンディングは「宇宙は大ヘンだ!」
実はこっちの方が好きなのである。アニメのエンディングではAメロが全部カットされているが、
にぎやかで騒がしいサウンドは、まさに「うる星やつら」の世界観とマッチしている。
こちらは第1話から42話まで。
二代目のオープニング曲は「Dancing Star」
やはりラテン&テクノとでもいうのだろうか、いかにも80年代のサウンドである。
第101話から129話まで使われていた。
その後、オープニング曲とエンディング曲はいろいろと変わっていくのだが、小林泉美が作曲した
のは「I, I, You & 愛」と「夢はLove me more」である(いずれもエンディング曲)
こういうラテン系の曲で私が思い出すのは、グロリア・エステファンだ。
キューバ生まれの女性ボーカリストで、80年代に大ヒットを飛ばしている。
例えば「Conga」は1985年のヒット曲で、ノリノリのラテンポップである。
1987年にはアルバムが600万枚を超えるヒットに恵まれ、シングルカットされた「1-2-3」は全米ポッ
プチャート3位にランクインした。
さらに1989年にはアルバム「Cuts Both Ways」がリリースされ、売り上げは全世界で1000万枚を超え
た。このアルバムから「Don't Wanna Lose You」というバラードが全米チャート1位になる。
ここで紹介するのは、同アルバムから「Oye mi canto」(Hear my voice)という曲。
頂点を極めたグロリア・エステファンだが、1990年のツアー中に交通事故で脊髄を損傷する事故に遭
う。一年後に復活したのだが、その頃から私が米国のヒットチャートに関心がなくなったので、セー
ルスが順調だったかは知らない。
調べているとき気づいたのだが、小林泉美とグロリア・エステファンは、ともに1957年生まれである。
何かの因縁を感じてしまうのだが、単なる偶然でしょうな。
ラテン系の曲で最近日本で大ヒットしたのは、郷ひろみがリッキー・マーティンの曲をカバーした
「GOLDFINGER '99」だろうか。あるいは「マツケンサンバ」が最後なのかもしれない。
そのうち、またノリノリのラテンナンバーを誰か唄ってほしいものです。