- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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ケヴィン・ベーコンがアフリカに行ってバスケットボールのコーチをやる話だが、ストーリーの
展開は「がんばれ!ベアーズ」と大して変わらなかった。
93年の作品なので、適度に政治的な正さがちりばめられているが、結局は米国人が作った映画で
ある。昔はそういうのが気にならなかったのだが、いまはどういうわけか鼻についてしまう。
別にこの映画が悪いわけじゃないけど。
主演のケヴィン・ベーコンは、いまではすっかり渋い脇役として有名だ。
Wikipedia の写真を見ると、ちょっとホンコンに似ていないこともないが、ナイスガイも悪役も
こなす演技派である。
なんでも“Six Degrees of Kevin Bacon”という遊びがあるそうで、ハリウッドスターが誰と共
演したかをつないでいき、何番目のリンクでケヴィン・ベーコンまでたどり着くのかを楽しむの
だそうだ。何番目でリンクしたかはベーコン・ナンバーというらしい。
数学的には6番目のリンクでほとんどの人はつながっているらしいのだが、ケヴィン・ベーコンは
こういう遊びに使われるほど、妙に引っかかる人なんだろう。
不思議なキャラクターだと思う。
(計算上では、彼はリンクが多い俳優の1000番目にも入らないらしい。現在のところ米国の映画
俳優で最も多くの人とリンクしているのはロッド・スタイガーだそうだ。なのでWikipedia 日本
語版のケヴィン・ベーコンの説明は間違い)
日本でいうと、板尾創路みたいなポジションだろうか。いや、もっと適切な例えがあるのだろう
が、いまは彼しか思い浮かばない。
誰か「板尾ナンバー」を調べてみたら面白いかも。