NHKが放送記念日特集としてやっていた番組を見た。
CNNやBBCは、自社で制作した番組を世界に向けて発信しており、それに遅れてカタールの
アルジャジーラや中国のCCTV9、フランスのフランス24が国際放送をスタートさせている。
日本はどうすべきか、という内容だった。
いまのところ国際放送は英語で放送されており、自国の言葉が英語である英国と米国がかなり
有利なのは否めない。
アルジャジーラやフランス24も敢えて英語を使っているのが痛々しい。
もちろんNHKも。
中国は、台湾と国交締結争いをしているミクロネシアやアフリカに進出し、英語でプロパガン
ダ放送をしている。やっかいな話だ。
考えてみれば、日本も戦後になってテレビ放送がスタートしたとき、大量の米国製番組が流入
して、庶民のあこがれの対象になったのだから、今のミクロネシアやアフリカ諸国が同じよう
に中国にあこがれを抱いても不思議ではない。
やがて現実を知れば目が覚めるだろうけど。
番組では遠まわしに、NHKの国際放送にもっと予算をくれよ、と言っていた気がするのだが、
わが国にそんな競争力があるのだろうか?
国内向けのニュース配信では共同通信社ががんばっており、特に地方新聞の記事のほとんどは
共同のものではないかと思われる。
じゃあ、海外向けのニュース配信はどうなっているかというと、ロイターやAP通信は東京に
支局があるので、自前で取材して発信しているのが現状だろう。
日本の外国での発言力は、米国の属国扱いされているのでそれほど高くないかもしれない。
現場でそういう差別に直面すると、悔しくて、もっと国威発揚すべしと意気込む気持ちも分か
る。
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だが、今回紹介された国際放送を出資している国は、カタールを除けば全て核保有国である。
(カタールだって原油という武器がある)
メディアの言論は、暴力によって担保されてるかもしれんよなぁ、と思ってしまう。
だから、別に日本は必死になって外国に自己紹介する必要なんがなくて、それこそ一日中アニ
メとかアイドルのビデオクリップを放送しておけばいいんじゃないかな。
核兵器を自前で開発するよりは、よほどお金もかからないしリスクも少ないと思うけど。
本文と写真はまったく関係ありません
川*^∇^)||<Berryz工房もアジア展開することになりました(ウソ)