宮崎あおいにつられて、久しぶりにNHKの連ドラを見ている。オンタイムではなく録画
だけど。
初回の視聴率がかなり悪かったそうだが、時代も変化しているし、気にしない方が
いいと思う。むしろ、みんながみんな朝のドラマを見ているのが変だったのだ。
お話は昭和3年の愛知県岡崎市から始まり、いまは昭和12年になっている。
ヒロインの有森桜子(宮崎あおい)は、ジャズピアニストにあこがれる女子高生だ。
彼女が、戦中・戦後を生き抜く姿が描かれるのだろう。
原作は津島祐子(太宰治の次女)の「火の山-山猿記」だが、どうも小説とは違う設定に
なっているみたいだ。読んでないから分からないけど。
もし、いつものNHKっぽい反戦ドラマになってしまったら、すごくつまらなくなると思う
のだが、大丈夫だろうか?
登場人物をみると、次女・有森杏子役の井川遥だけが浮いているような気がする。
別に彼女が悪いわけではないのだが、ひとりだけ昭和の(というか戦前の)雰囲気がない
のだ。美人すぎるのかな。
あと、宮崎あおいの同級生役の松本まりかがいいですな。
たぶん、その筋では有名だったのだろうけど、私はこのドラマで初めて名前を知った。
ふたりとも二十歳を超えているのに、なんとセーラー服が似合うことよ。
それにしても、このドラマでヒロインが演奏するピアノでのジャズは、いかにも牧歌的
というか、のんびりとしている。
米国ではデューク・エリントンが活躍していた時代だと思うが、もう少しアグレッシブ
な演奏スタイルじゃなかったろうか?
なんか、宮崎あおいには、レッド・ガーランドの「Groovy」に入っている“Will You
Still Be Mine”みたいな、コロコロと転がるような曲を弾いてほしいものです。
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- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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