スウィングガールズ

公開時にも見ていたのだが、テレビで放送されていたので、改めて感想を書いておきたい。
この作品は「ウォーターボーイズ」と対になっていることは言うまでもない。
私は、どちらかというと、女の子がたくさん出ている「スウィングガールズ」の方が好きで
ある。


主演の上野樹里がはつらつと演技をしていたし、本仮屋ユイカメガネっ娘もよかった。
(思わず、翌年のNHKの朝ドラ「ファイト」を見てしまったほどだ。
が、主演の本仮屋ユイカはともかく、ストーリーはあんまり面白いものでもなかった)
あと、北国のイメージを明るくしたって効果もあるんじゃないかな。
そもそも暗いと思うことが差別なんだけれども‥‥。


あの、話はズレるのだが、春先に札幌に行ったことがあって、そのとき女子高生たちの
制服のスカートは、かなり短かった。
映画の女子高生たちのも、やはり短い。
ふつう、下にジャージをはいて防寒しているものである。
しかし、札幌の子たちはそのような妥協をしていないのだった。
素晴らしいのだが、冬場にあんなに脚を出して大丈夫なのだろうか、と心配になる。
オシャレもいいけど、冷え性にならんようにね。


話は戻る。
私がうなったのは、エンドロールである。
ナット・キング・コールの「L-O-V-E」にあわせて、画面の中で出演者が唄っている。
いろんなシーンを撮影したとき、ついでに撮っていたものだ。
学生が作る映画のノリだけれど、学生が主人公の映画だとバッチリ決まるのですね。


実は、大林宣彦監督の「時をかける少女」という名作があるのだが、このエンドロールも
同様に主題歌「時をかける少女」にあわせて出演者が唄っている。
この作品を高校生ぐらいのとき見た人は、もういちどご覧下さい。ちょっと泣けます。
私が覚えているのはこの二つだけなのだが、他にもあるぞという方は教えてください。


次回作が矢口史靖監督の正念場であろう、なんてプレッシャーをかけてしまうと、
周防正行監督みたいに次回作を何年も撮らなく(撮れなく?)なってしまいそうだ。
私は、同じようなテイストの作品をもう何本か見てみたいです。