セフレって簡単に作れるのだろうか? こんな疑問が出ること自体、私がすでに負け組で
あることを晒しているようなものだが。
ま、ソープ行けっていう話だわな。
しかし、私は提案したい。
超高性能のラブドールを作ってほしい、と。
トヨタの技術力ならできるはずだ。
なにも、性欲に鼻をフガフガさせながら世迷いごとを書いているのではない。
クルマというものが、遠からず衰退するであろうから、それに代わる商品を開発しておく
べきではないか、ということだ。
自動車評論家の徳大寺有恒が言っていたのだが、人類はついに100万円台の価格帯で
クルマに代わる消費財を作ることができなかったのだそうだ。
確かに、多くの人は数百万を出してクルマを買い、何回か買い換えるが、他にそういった
モノはなさそうだ。
(オーディオはそれにあたるかもしれないが、クルマほど消費の広がりはなかろう。
あとは金融商品が該当するのかな?)
そこでラブドールですよ。
人間とほぼ同じ程度の、あるいはそれ以上の性能をもったセックスマシーンを開発して、
クルマぐらいの価格帯で販売するのだ。
セックスマシーンなので、別に二足歩行のロボットを作る必要はない。
ソフトを入れ替えて、いろんな女のパターンを楽しめるようにすれば、基本ボディを保持
するだけで手軽に楽しめるだろう。
もちろん、流行や好みでモデルチェンジをするべきだが‥‥。
こだわってほしいのは、質感と表情、手足の動きである。
着せ替えなどの派生商品も売れるはずだ。
ハードSMのような趣味の人も、人形相手ならとんでもないことができそうだし。
(でも、Mの人が女王様を求めても無理か‥‥)
実はマンガでもこのような願望は表出されている。
手塚治虫の「ロストワールド」では、豚藻負児(ぶたもまける)博士が自分のために、
植物から人造人間<あやめ>を作っている。博士は名前の通り自分が醜いから作ったのだ。
うう。
藤子不二雄のSF短編「有名人販売株式会社」は、アイドルのクローン人間が間違って
配達されるところから話が始まっている。最初に見た人間を好きになるように設定
されており、本当の配達先にもっていっても修正できないという設定が泣ける。
もひとつおまけに、陽気婢の「えっちーず」では、ラブドールを買った男の子の話が
あって、初期設定をする描写が面白かった。最初はバスタブに漬けなければならないのだ。
あ、新谷かおるの「ぶっとびC・P・U」というマンガでは、人型のパソコンが登場して
くる。動力源は主人公の精子(笑)というバカバカしい設定だった。
いま読むと、パソコンのスペックがアレなんだが‥‥(^^;
私は男なので女の人形のことを書いているが、もちろん女が男の人形を買ったってかまわ
ないだろう。腰の動きなどは、まさにエンジニアの腕の見せ所だと思う。
マッサージ・チェアのメーカーが得意そうだな‥‥。
(そういや、スピルバーグの映画「AI」にも、そういうロボットが出てきていた)
確実な需要があるのだから、核兵器なんか作る金があったら、高性能ラブドールを
開発した方が、よっぽど平和になると思う。
人身売買だってなくなった方がいいに決まってるし、自分の意思に反した売春を強要
されている女性もいなくなればいい。
別に「ブレードランナー」のレプリカントみたいなのを作れっていうわけじゃない
んだしさ。
もちろん、そういう商品を買うことは、人間として終わっていると言われるだろう。
その通り、私は終わっているのだ。
「終わっていますが、何か?」だよ、まったく。