今回は父親との和解の話である。
県予選を勝ち抜き、全国大会へ出場を決めた松山第一高校女子ボート部だが、悦ネェ(鈴木杏)は腰を痛めてしまう。もうボートは漕がないように、と医者に忠告されるが、これまでのがんばりを思うと、他の部員たちには言えない。
しかし、練習中にバレてしまい、コーチ(石田ゆり子)はレギュラーから悦ネェを外さざるを得なくなる。
私おらん方が、よっぽどボートしとる
艇庫から練習を見ていた悦ネェは、取り残された寂しさを感じる。
漕げんのなら、もうオール持てんのなら意味ないです。
とコーチに告げ、ボート部を辞めてしまう。
ぼんやりと日々を送る悦ネェを、関野(錦戸亮)が強引に海まで連れて行く。
ボート辞めるんか? これがお前のイージーオールか
しかし、悦ネェは「私の気持ちなんてわかるはずがない」と意地を張る。
だが、関野は
きちんとイージーオールせんと、次の試合始まらんやろが
と励ますのだった。
いよいよ全国大会が琵琶湖で開催される日、悦ネェは他のクルーのことを思って涙を
流す。
みんなががんばるいうとき、私なにしとるんやろ?
ここで父親(大杉連)が言う。
満足ぞ。
これまでの悦ネェの努力を、初めて自分の言葉で認めた瞬間だった。
これで、物語のひとつの軸であった父と娘の対立は解消されるのである。
二人は、クルマで琵琶湖までボート部を追いかけることになるのだった。
いよいよ次回がラストである。
あらすじを書いてきただけだったが、印象的な台詞をメモできただけでもよかった、と
自己満足。
番組のサイトで、女子ボート部のメンバー同士がメッセージを送っているのだが、イモッチ(藤本静)だけコメントが短い。ジェネレーション・ギャップだね。