修学旅行で、悦ネェ(鈴木杏)が中田三郎(田口淳之介)に結果的に振られる話である。
悦ネェは、中田三郎のことが気になって仕方がない。
その気持ちは、他のクルーにバレバレだ。
同じボート漕いどんよ。隠し事はナシ!
みんなに煽られながら、悦ネェは修学旅行に出発する。
一方で、男子部のコーチ・オノケン(池内博之)は、代表を決める選考レースに出場
することになり、練習に燃えている。
修学旅行先で、中田三郎を誘おうとする悦ネェだが、実は彼には好きな女(石川亜沙美)
がいることが分かり、みんなガックリする。
その女は5歳年上で、いま大阪(修学旅行先)にいるらしい。
こっそり抜け出して会いに行った中田三郎だが、彼女は夜の商売をしており、男と
同棲していると言われる。
みんなは戻ってきた中田三郎に同情するが、悦ネェは複雑だ。
そんな悦ネェを、リー(相武紗季)が強引に女のアパートに連れていく。
そこで、実は彼女は一人暮らしで、勉強を続けるために夜も働いているのだ、と近所の
おばあちゃんに聞く。
そのことを、中田三郎に話すかどうか、悦ネェは悩む。
翌日、松山では、オノケンが試合に勝ったことを電話で聞いて、みんな大喜びする。
女子部コーチ(石田ゆり子・オノケンの妻役でもある)の
ええもんやね。大切な人のとびっきり幸せな顔見られるいうんは。
という言葉を聞いた悦ネェは、やはり本当のことを知らせなければならないと、中田三郎を再び好きな女のアパートへ連れて行く。
そこで、二人のほろ苦い別れを見た悦ネェは、中田三郎を諦めるために、たこ焼きをやけ食いするのだった。
いよいよラスト2回だ。
余談だが、松山の高校の修学旅行先は、関東や信州、あるいは北海道である。
京阪神地方に行くのは、中学の修学旅行なので、この回の設定は変だ。