語学番組

私はよく教育テレビの語学番組を見ます。
別に○○語を勉強したい、というわけではなく、一種の娯楽として
視聴しているので、見ていた番組によって語学レベルが向上する
わけではないですが。


だいたい、週30分程度の番組で日常会話レベルですら上手くなる
わけがない。
それは、現在出演しているタレントたちが、一年通して勉強しても
流暢に会話できるほど上達していないことからも分かります。


まあ、勉強とバラエティの中間ぐらいに位置するのかな、と思ってます。


私は土屋アンナ加藤ローサが出演していた「イタリア語会話」を
楽しみに見ていました。ロベルト・ベニーニの映画「ピノキオ」を
題材にしていて、けっこう面白かった。
さとう珠緒の「ロシア語会話」はわけがわからなかったけど。


こういう女性タレントを出演させるようになったのは、5年ぐらい前
からでしょうか? 
バラエティ番組として語学講座を見ると、講師のキャラクターで
面白いかどうかが決まると感じますね。


現在、「スペイン語会話」では、笑い飯が生徒として出演しており、
習ったスペイン語をネタに毎回漫才を披露しています。
これがかなりグダグダで面白くはないのですが、方向性としては
いいんじゃないかなと思います。


ここ数年は女性タレントを中心に起用していたのを、あえて芸人で
勝負したところはいいんじゃないかと。
昨年の「ドイツ語会話」では、ペナルティが出演してましたしね。


現実的なことを言うと、外国語は必要とする人が学べばいいだけの
話で、そういう人は人口の1%ぐらいしかいないんじゃないかと
思います。
光文社新書の「英語を学べばバカになる」という本は英語教育批判
ですけど、内容は鋭く、一読をお薦めします。