小学生に英語を教えるのには大反対なのですが、ひとつアイデアを
思いついたので書いておきます。
いまドラクエ8をやっているのですが、RPGというのはひとつの課題
をクリアーして何かを得て、その何かを使って謎を解いていく、と
いう作業の繰り返しです。
これを英語教育に利用しない手はありません。
おそらく、こういうことに気がついた人はたくさんいるでしょう。
そして、そういうソフトも発売されているはずです。
では、なぜ普及しないのか。
それはショボいからです。
私が思うに、ゲーム産業はもっと教育にコミットすべきです。
これまで培ってきた資産を、教育にぶちこむのです。
もしソフトが正式採用されたら、全国の中学生が使うのです。
この利益がどのくらいになるかは、すぐに計算できるでしょう。
ゲームというのは、シナリオも大事ですが、グラフィックや音楽も
大事です。
自分のレベルが上がるごとに、ドラクエのレベルが上がる曲が聞こえ
たら、きっと小中学生は夢中になってレベル上げに励むでしょう。
文法で具体的なことを言えば、be動詞に am is are というのがあって、
それは同じ意味なんだけれども、主語によって何が使われるかが違う
というのを覚えてもらう、というのがありますね。
これなどは、各パーティーの誰がどの武器を装備できるか、という
のに利用できます。
主人公は am は装備できるけど、is や are は装備できない、とす
れば、一発で覚えるでしょう。
あるいは、動詞の過去形、過去分詞形というのも、同じデザインの
色違いのモンスターで説明できるし、それを倒したら過去形の呪文
が使えるようになる、とかゲーム性も取り入れられるでしょう。
スクエニがそういうソフトを出せば、ポケモンでも同じようなものが
出るでしょう。そうやって競合していけば、ソフトの錬度も上がるで
しょう。
将来は輸出できる商品に育つかもしれません。
勉強のできる子は、こんなソフトがなくても、従来の勉強方法で学習
できるんです。
でも、そうでない子にも、なんとか中学生レベルの英語ぐらいはクリ
アーしてもらいたい。彼らのためのソフトなのです。
繰り返し言いますが、鳥山明の絵とすぎやまこういちの音楽が大事な
のです。ここまで完成されたシステムを使わない手はありません。