「桜を見る会」の不正追及について、国家予算に比べたら少ない
金額で何を細かいことを、とか、もっと大事なことを議論すべきだ、
という意見があるようだ。
税金はその使いみちを基本的にはすべて納税者に説明しなければ
ならない。これは納得していただけるだろう。
そして100円のものを盗んでも100万円のものを盗んでも、罪は罪
である。法治国家であれば、万人に適応されるべきだ、という
ことも納得していただけるだろう。
「桜を見る会」は税金を使って行われており、政治家が選挙民を
饗応した疑惑がある。税金の使いみちについて国会で議論するのは
当然である。金額の多寡は関係なく。
それを知らぬ存ぜぬで押し切ろうとするならば、現政権は法治国家
であることを放棄していると判断せざるを得ない。
もし何の問題もなければ、収支報告をして招待客のリストを提示
すべきであろう。
ただ、野党ははしゃぎすぎないように気をつけていただきたい。
あくまでも証拠を出しつつ、慎重に追い詰めていかなければ、
ネトウヨが暴れて世論をかきまわすだろう。