Boaz2015-03-22

シンガポールリー・クアンユーが死んだとのこと。
この人はなんで独裁者と呼ばれなかったのだろうか。
息子のリー・シェンロンを後に継がせているし、内田樹が「明るい
北朝鮮」と呼ぶのももっともな話だ。


北朝鮮と違うのは、言論の自由はないが経済の自由があったこと
だろうか。
新自由主義者たちの憧れの国みたいだが、それはショッピング
モールを表から見ただけのことだろう。


そもそも、水の供給をマレーシアに頼っているのだから、独立した
国家というよりは特別行政区だろう。
食べ物もほとんどを輸入に頼っているはずで、いくら金儲けをして
いるからといっても、健全な国家とは言えまい。


建国して50年ぐらい経つと思うけれど、著名な人はまだいない。
誰でも知っているシンガポール人というと、パッと思いつくだろうか。
酷な言い方だが、シンガポールには文化がない。
そんなものは金儲けの邪魔にしかならないのだろう。


昔マレー鉄道に乗るとき、ジョホールバル駅でマレーシアの通関を
したことがあるが、そこには“Welcome to smoking free country”と
書いてあった。


国中でタバコやチューインガムを禁じているのは、正気ではない。
シンガポールの独裁はいつまで続くのだろうか。