ベネッセと任天堂

ベネッセのCMで、無駄な遊びをしている中学生が映ってて、この5分で年号や英単語が暗記
できるのに‥‥というのがある。
ポケットチャレンジという学習用端末の宣伝だが、こんなもんを買う人がいるのだろうか? 


それより、なぜ任天堂と提携して、ニンテンドーDSで学習ソフトを作らないのかと思う。
私程度の人間でも思いつくのだから、ベネッセの人は任天堂に企画を持ち込んだのだろう。
しかし、利益の配分が意外に少なかったから、じゃあうちでハードもソフトも作りましょ、という
判断になったのではなかろうか。


調べてみると、ポケットチャレンジ端末本体は6930円(税込み 以下同)、中1英数国パックが
10290円、中学理科パックと中学歴史・地理パックがそれぞれ7035円となっている。
他にも、それぞれの学年・教科別のソフトが、だいたい3570円で販売されているが、一学年の
五教科を本体込みで買うと26000円ぐらいになる。


塾へ通わせるよりは安いが、果たしてこれで成績が上がるのか疑問だ。
というのも、こういう通信教育は本人の努力がないと成果が出ないのが普通で、教材は悪く
ない、という言い分があるからだ。
私も実際にポケットチャレンジを使ったことがないから、安易に批判はできない。


一方、ニンテンドーDSは相変わらず品薄状態が続いており、本体価格は16800円、ほとんどの
ソフトは3800円か4800円となっている。
当たり前だが、ポケットチャレンジの端末より、ニンテンドーDSの端末の方が技術的に優れた
製品だし、圧倒的に売れている。
ニンテンドーDSを使った教育ソフトの方が子供にも受けると思うのだが‥‥


大人向けの脳トレーニングや英語漬けなどのソフトはバカ売れしているらしい。
そういえば、ニンテンドーDSのソフトのラインナップには、中学生向けの学習ソフトはない。
文科省の学習指導要領に基づく内容のものは、あらかじめ許可でもいるのだろうか? 
勝手に学校を作ったりしてはいけないように、勝手に学習用ソフトを作ってもいけないのかな。


そういう下らないセクト主義はつまんないと思うんだがなぁ。
例えば、英文法を教えるときに、主語や動詞や前置詞の結びつきを直感的に理解させるには、
ぷよぷよ」みたいなソフトで遊ばせればいいんじゃね? と愚考するですよ。
ちゃんとした順番にならないと連結しない、ということが分かれば、文法もけっこう楽しく
理解できるんじゃないかなぁ、と。


あるいは、ポケモンとかマリオのキャラクターを使って、世界地理とか理科を勉強させても
いいし、ソフトの内容はいくらでも考えられるはずだ。


恐らく、ポケットチャレンジは練習問題をパッケージングしただけだろう。
繰り返しやれば記憶できるし、学習効果もあると思う。
しかし、絶対に飽きる。これは断言してもいい。


だから、日本のゲームソフト開発のノウハウと、ベネッセの教材開発のノウハウを合わせれば、
別次元の学習ゲームができるんじゃねーかなー、と思うんだけど、そういうコラボはないですか
そうですかすいません。
ハロモニ。で紹介してたリスーピアなんて、そういうのの先駆けなんじゃないかと思うですよ?)


本文と写真はまったく関係ありません

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