男の浴衣

松山市の中心部に大街道・銀天街というアーケードがあって、郊外にお客を奪われつつも、
まだまだ健闘している。
このアーケード街では、毎年7月に、土曜夜市というものが開かれる。
毎週土曜日に、アーケード内に露店を出して、お祭りの縁日のような気分で散策できる。


多くは家族連れかカップルだが、中高生どもは友だち同士でやってきて、甘酸っぱいトキメキを
求めてウロウロしている。ふふ、若いな。
私のように、たった一人で出かけると、ものすごく孤独を感じるけど。
(結局、ATフィールドを全面に展開している人間にとっては、ニューヨークへ行こうがローマへ
行こうが、部屋にいるのと何の変わりもないのだ)


それはともかく、私が見たところ、浴衣を着ている女の子が非常に多く、みんな可愛く見える。
キュートさ30%増量だ。


それはそうだろう。
女が洋服を日常的に着るようになったのは大正時代からだから、まだ100年ぐらいしか経って
いない。
それに比べて、和服は室町時代から数えても500年以上の歴史があるわけだから、どうしたって
日本女性は和服の方が映えるのである。


ただ、100年足らずの洋装の歴史の中で、多くのブランドを立ち上げて世界で成功をおさめた
人々がいるのは、日本人ってすげーと思うし、女子高生の制服をあそこまで洗練させたセンスは
あなどれないね。


てなわけで、浴衣の女の子は可愛いのであるが、連れている男はどうだ? アホ丸出しでは
ないか。少なくとも、和装の女子に対してバランスが悪い。
なので、女の子が浴衣でがんばっておるのだから、男もすべからく浴衣を着るべし。


たぶん、男からすれば「えー、だりーよ。いまどきペアルックなんて着られねーって」と思う
だろうが、そんなことはない。和服のペアは、むしろイケているはずだ。
それに、好きな娘から「浴衣着てよ♡」なんて言われて断れるだろうか? (←‥‥モテる奴は
あっさり断れるんだろうなー)


ということなので、今からでも遅くないから、女子は彼氏に浴衣を着せましょう。
ショップは、女子の浴衣売り場に、安価な(←ここ大事)男物の浴衣を置いて薦めましょう。
草履もペアで置くといいですよ。歩くペースが一緒になるので、同じタイミングで疲れますからね。
(んなこたー、とっくの昔からやってるか)


‥‥私は何の目的があって、こんなに男に浴衣をプッシュしているんだろうか? 
自分でもわけがわからん。


本文と写真はまったく関係ありません

リd*^ー^)<似合うー?