アイドルの聖地化計画
ラフォーレが撤退し、紀伊国屋書店も撤退し、松山市はもう文化的に
ダメになってしまうのではないか。
ファッションのことはよく分からないが、書籍に関して言うならば、
インテリが必要な本はほとんど紀伊国屋書店でしか手に入らなかった
ので、痛手は大きい。
では、どうやって街を賦活させればいいのか。
私が思うには、写真集のロケ地にするべきではないかと。
ふつう、グラビアのロケはグアムとかサイパンとかハワイなどの海外
か、沖縄などのビーチである。
これは水着で撮影することを前提としているからだが、それ以外のロ
ケ地は、意外と何でもアリである。
だとしたら、道後温泉に入ったり、浴衣でまったりしたり、というシ
チュエーションもアリだろう。
アイドルをどんどん呼んできて写真を撮らせれば、アイドルおたくは
そのロケ地を訪れるものである。
そういうお客さんを大事にして、リピーターを増やしていくのだ。
もはや「坊っちゃん」とか「坂の上の雲」だけに頼っていては何もで
きなくなるだろう。
自分たちの手で、新たな付加価値を作っていく必要がある。
何の名物もないということは、手垢がついてないということでもある。
そういうプレーンなところを利用しなくてどうする、と松山市に言い
たい。