英国王のスピーチ

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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これも松山映画祭で上映されたので見に行った。
こんな面白い映画を見逃していたとは。


いまの日本でいうと、秋篠宮が吃音症の治療をする、という感じだ
ろうか。
それにしても、当時の王族が庶民の街にひょいひょい外出できたの
か、護衛はいなかったのか疑問だ。


それと、英語なので、どの言葉が発音しづらいのか、あるいは言葉
のニュアンスがよく分からなかった。英国人なら、もっと深く楽し
めるのだろう。


さすがに英国で製作された映画で、非常に抑制の効いた、しっかり
した作品だった。


うちに帰ってから Wikipediaジョージ6世や兄のエドワード8世の
ことを調べると、なるほど、と思わせるエピソードが満載で、次から
次へとリンクをたどってしまった。
(それにしても、エドワード8世は無責任な人であることよ)


こうした映画を作れるのも、英国王室と英国人の関係が割とフラット
だからなのかもしれない。フラットというのは言いすぎだが、日本で
大正天皇の映画を作ろうとしてもたぶん無理であろう、という意味で。


あと、「マイ・フェア・レディ」を連想して、英国人は発音を矯正さ
せる物語が大好きなのかも、と思った。
なんというか、言葉こそが大事であるという、ロゴス中心主義という
か。