がんばっていきまっしょい第7回

リー(相武紗季)復活の話である。
もはや主役と言ってもいいのではなかろうか? 


前回では、自分のボートに対する姿勢が他の部員と違っていたり、告白した相手に沈黙され
たりと、さんざんな目に遭ったリー。ついに部活を辞めてしまう。
悦ネェ(鈴木杏)は、リー抜きで対抗戦に挑む覚悟だが、他のメンバーはやはりリーに
戻ってきてほしい。それは悦ネェだって同じだ。

ええんよ、わかっとる。本当はリーのこと、悦ネェ、誰よりも待ってるんやろ?

お好み焼き屋「メルボルン」で慰められる。
悦ネェは、キャプテンとして、ボートでがんばっている姿を見てもらって、もう一度リーに
戻ってきてほしいのだ。


そんな部員たちの練習をリーはこっそり覗きにきて、コーチ(石田ゆり子)に見つかって
しまう。本当はボート部に戻りたい。

でも、戻れん。戻ったらドロドロする‥‥。

そんな気持ちをコーチに打ち明ける。コーチはその気持ちを優しく受け止める。
自分だって、高校生のときはそんなドロドロした気持ちがあった。

でもねぇ、もう流れてしもた。何年も何年も経って、時間が全部流してしもた。

この言葉に、リーは安心するのである。
いつかは思い出になる。いまの気持ちは、いつかほぐれていくんだと。


そして、対抗戦の当日になり、リーは現れるのだ。

まだ間に合うやろか? 
こんな中途半端した後で、まだボートに乗せてもらえるやろか? 

もう時間がない。リーを加えてようやくベストメンバーで戦える。
部員たちの気持ちは高まるのだ。
だが、試合は僅差でライバルの新海高校に負けてしまう。
もし、リーがずっと練習に参加していれば。
その悔しさを全員が共有するのである。


あたしな、悦ネェ、わかった気ぃするんよ。前に悦ネェが言うてたこと。
またみんなで漕げるんがうれしいって。苦しいけどうれしい。辛いけど楽しい。

こうして、みんな涙を流しながらリーを受け入れていくのである。
それは、これからの女子ボート部の勝利に向かっての確かな一歩なのだ。


それにしても、なぜ新海高校の子(関めぐみ)は、あんなに挑発的なのだろうか。
来週はそのあたりのドラマを期待したい。
ドキドキの修学旅行篇である。