NHKBSプレミアムのドラマ「一億円のさようなら」を見終えた。
わりと上川隆也の演技力で支えられていたような気がする。
主人公夫婦を、若いときと年をとったときのそれぞれにキャス
ティングしていて、最終回でそれがうまくはまる演出があって
良かった。
しかし、なぜ武田真治だけは若いときと年をとったときの両方を
演じたのか、疑問がある。
いや、疑問といえば、なぜ主人公の妻は武田真治と付き合うように
なったのか、最終回の日記でも明かされていない。
ちょっとした気の迷いだったのだろうか。
主人公が故郷に戻って手巻き寿司屋を始めるあたりからは、
このドラマどこに行くんだろう? と不安になったものだが、
どうもビジネス書っぽいニュアンスが感じられて、原作は
そういう小説だったのかもしれない。