米国でまたもや黒人差別に端を発した暴動が起こっている。

もう何度目だろうか。

これはもう米国がかかえる宿痾ではなかろうか。

 

同じように黒人と白人がいるブラジルでは、あまりこういう

暴動があったと聞いたことがない。報道されないだけかも

しれないが。

 

社会構造は白人の富裕層とその他の貧困層に分かれていて、

差別ももちろんあるのだが、米国のように先鋭化していない。

 

もしかしたら、差別の根本にはアングロ・サクソン系の文化が

関係しているのかもしれない。

 

 

一方で、中華思想を持つ漢民族はどうなのだろう? 

ウイグル人を弾圧しているが、これは政治的なものであろう。

米国の白人至上主義者が黒人を差別するようなことを、中華思想

持った人々がやっていたのだろうか。

もっと別の次元で差別していたような気がする。

 

 

欧米の近代国家は、法の下の平等という建前があるから、差別が

先鋭化されたのではなかろうか。

異民族もそこに含めるのは嫌だ、という人々がいるかぎり、本当の

意味での近代は来ないのだろう。