再放送されていた朝ドラ「おしん」を見終えた。

若いときに見ていたはずだが、後半はほとんど記憶になかった。

歳をとってから見ると、橋田壽賀子のドラマづくりの見事さに

舌を巻いた。

 

ただ、乙羽信子が主人公になってからは、嫁姑のいざこざが

全面に出てくるし、息子の仁のどうしようもなさに呆れて

しまって、面白いというよりは見ていて辛いところもあった。

 

不思議だったのは、渡瀬恒彦だけが最後まで同じ人を演じ続けた

ことだった。おしん小林綾子→田中裕子→乙羽信子と世代に

よって俳優が変わったし、おしんの子供たちも若者と中年では

役者が違った。

 

なのに渡瀬恒彦は老けメイクで、晩年まで高倉浩太を演じ続けた

のである。よほどスタッフに信頼されていたのだろうか。

 

 

あと、どうでもいいことだが、中年以降の仁を演じた高橋悦史

大倉孝二にちょっと似ているな、と思った。逆か。