週に一度、平成元年生まれの人と会話する機会がある。
今日はたまたまオーディオの話になった。
我々の世代はカセットデッキでテレビ放送の音声を
スピーカーから直接録音していたものだ、と話した。
カセットテープはさすがに知っていたが、録音したのは
子供のときに一度だけだという。
VHSのビデオテープも、親がアニメなどを録画してくれた
のを見るので使ったことはあるが、ものごころついたとき
にはすでにDVDの時代だったので、VHSテープで録画した
ことはないらしい。
いまも、テレビ番組はほとんど見ないし、録画しても見たら
消すという。
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これは世代によるものか個人で違うのか分からないけれど、
一般的に若い人は録画・録音欲というものが薄くなっている
気がする。
ネット上でいつでも見ることができるので、わざわざメディアに
記録する意味がないと思っているのかもしれない。
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ただ、彼らもおそらくスマホに写真や動画をたくさん撮って
いるはずである。
男性はどうだか分からないが、女性はそういう傾向にあるの
ではないか。
つまり、何かを記録する欲望は日常的に満たされているので、
わざわざそれ以上のものを記録しなくてもいいのではないだろうか。