フィギュアスケートの羽生結弦選手を褒め称えるとき、中国系の解説者が思わず
漢詩を詠んだ、というニュースを見た。
すばらしいものを賛美するとき、とっさに出てくるのが教養というもので、それは
自分の身に染み込んだ文化によって表現が違ってくるのだろう。
ツイッターでは、号外の写真の羽生選手がファイナルファンタジーの天野喜孝の絵に
似ているという話題で盛り上がっていた。
これも一種の教養のあらわれかもしれない。
イラストを描くのはいかにも日本らしいと思う。
もしかしたら、誰かが羽生結弦如来像を作ったりするかもしれない。というか芸大の
学生で作ってくれないだろうか。
もっとも、中国に漢詩があるなら、日本にも和歌がある。
羽生選手には国民栄誉賞が検討されているそうだが、それよりも名誉なことは、
天皇皇后両陛下に和歌を詠んでもらって、本人に下賜することではなかろうか。
いまの天皇制では不可能かもしれないが。