*[本]インフルエンザはなぜ毎年流行するのか

タイトルの答は最初の方に書いてあるけど、ちょっとモヤモヤする。
本書は医学研究に対するフェアな態度に貫かれた良書で、反ワクチン思想を
持った人にぜひ読んでいただきたい解毒剤である。

ただ、読者に対してフレンドリーになりすぎて若干すべっているのが
玉に瑕。後半になると、そういう余計な部分が削ぎ落とされてシャープな
読み応えになっている。

裏表紙の著者近影がなぜヒゲ面になっているかは、本文の223ページを
読めば分かります。