別に好角家でもないので、最近の相撲の報道を見ていると、いつから相撲は
健全な近代スポーツになったのか、と不思議に思う。


おそらく公益法人だからだろうけど、もともとはただの興行団体だったはずだ。
昭和天皇が無類の相撲好きだったおかげで、現在の地位があるようなもので、
今の天皇や皇太子はそれほど相撲が好きだとは思えない。


この混乱は、相撲を健全な近代スポーツに寄せていったから起こっているもので、
むしろ山口組とか住吉会とかのヤクザ組織に近いのだから、良い子ぶるのをやめて
荒ぶるイメージを顕在化させた方がいいのではないか。


見ている我々も、相撲取りは基本的には乱暴者で、八百長はするし弟子を殴り殺す
ような怖い人なのだ、と認識していれば、こんなに大騒ぎすることもあるまい。


それでも相撲が好きな人だけが興行を見に行けばいいのであって、別にNHK
中継しなくてもいいのではないか。


今よりももっと閉鎖的な組織にして、伝統を墨守しながら興行し、人気がなければ
なくなってしまえばいいと思うのだが。