Boaz2017-03-01

経産省が庁舎内のセキュリティを強化した、というニュースを耳にした。


昔、業界紙の記者見習いをしていたとき、よく旧通産省にプレスリリースや
統計資料をもらいに行ったことがあったが、当時は誰でもまともな格好を
していれば入れた。


セキュリティが強化されたら、そういうこともなくなるのだろうし、そもそも
プレスリリースなどはネットに上げているのでわざわざ紙を取りに行くことも
ないのだろう。


togetterに松浦晋也さんという人のつぶやきがまとめられていたのを読んで、
なんとなく昔のことを思い出してしまった。
https://togetter.com/li/1086176



それにしても、このところ経産省に対する風当たりが強い。
日経ビジネスオンラインでは「すべる経産省」という記事が連載されているし、
朝日新聞でも安倍内閣の側近が経産省出身者で固められていると報道されている。


多くの人がモヤッとしたのは、プレミアムフライデーを流行らそうとしたこと
ではないかと思う。経産省は本気で流行ると考えたのだろうか。
なんというか、受験勉強はできるがあまり頭は良くない意識高い系くんが考えた
プランなのだが。


次のプレミアムフライデーは3月31日だそうで、年度末最終日である。
一年で最も忙しい人も多かろうというのに、誰が午後3時に退勤できるのだろう。
流行らせたいのなら、5月ぐらいからスタートさせればいいのに。



そもそも、戦後の傾斜生産方式で鉄鋼業を育成した以外で、旧通産省・現経産省
産業政策が成功した例はあるのだろうか? 
オタク関係だとクールジャパンも経産省が関わっているが、費用と効果について
検証しているかどうか怪しい。


昔は旧大蔵省が悪者にされることが多かったが、批判の矛先は経産省に移って
きたようである。