涼宮ハルヒの憂鬱

去年の終わりぐらいから読んでいって、2月10日に全11巻を読了した。
その日、なぜかパソコンのOSが起動しなくなり、再インストールせざるを得なくなった。


本当にもう今さらな感想で、解題している人もたくさんいるだろうから、私の書くことは
意味がないけれども、いちおう思ったことは書き留めておこう。



面白い設定を作ったが、11巻を費やしたわりには、あまり話が進んでいない。
なぜかというと、涼宮ハルヒというキャラクターが動かしにくいからだ。
初期のころは、野球大会に出たり孤島に行ったり雪山の別荘に行ったりして、
それなりに話が広がっていたのだが、ラノベ特有の一人称語りが響いたのか、
だんだんキョンの思弁小説みたいになってきて、作者が燃え尽きてしまった
感じがする。


あるいは、作者が大人になってしまい、初期の世界に入っていけなくなって
しまったので、長期間執筆が中断していたのではないか。


なので、もしこの作品を長く続けるのなら、「うる星やつら」的な時間が循環する
世界で、いつまでも高校生のままドタバタする、という形式が有効だったように
思える。
おそらく作者もそれを見越して、夏休みを何万回も繰り返す、というエピソードを
書いたのだろうけど。


できればSOS団が修学旅行に行く話を読んでみたかった。
長門有希ちゃんの消失」みたいに、設定を借りたスピンオフ作品を作れば
いろんな展開が楽しめるのだが。



涼宮ハルヒの憂鬱」の感想はここでおしまい。
あとはグチである。


私のパソコンのOSが起動しなくなったのは、どうもウィルス対策ソフトのせい
らしい。それをアンインストールしたいのに、OSが立ち上がらないから何もでき
ない。


しょうがなく再インストールしたのだが、私は windows Vista をしぶとく使って
おり、本当ならこれを使い続けたかったのだが、サポート期限が今年の4月だと
いうので、だったらいっそのこと windows 10 にしようとアマゾンで注文した。


再インストールした Vista で数日ネットを見ていたが、ウィルス対策ソフトは
怖くて入れられないので、仮住まいのまま、という感じだった。
(新しいウィルス対策ソフトも同時に購入した)


で、12日に新しいOSが到着し、その夜にあらためてインストールしたところ、
windows 10がずっとどこかと通信していて、ネット回線が常に塞がっている。
いろいろソフトを落としてカスタマイズしたいのに、悪戦苦闘した。


なんとか14日ごろにはカスタマイズも終わり、ほぼストレスなく使えるように
なったのだが、いまだに回線が塞がるときがある。いろいろ設定をオフにした
けれども、根本的には光回線にしなければ解決しないようだ。
なんというクソ仕様だ、windows 10。