- 作者: 橋本治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/12/24
- メディア: 文庫
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目を通したぐらいなので、何がどう換骨奪胎されているのだが分からず、解説が
必要なのに文庫版には解説もなく、ぼんやりとした読後感しか残らなかった。
橋本治は、分かる人に分かればそれでいい、と思っているのだろう。
自分はこの小説がよく分からないから、頭が悪いのだなぁ、とがっくりした。
印象としては、昔の日本映画のようなテイストで、おそらく橋本治は、この小説を
映画化するんだったらキャスティングはこの人、という明確なイメージがあったの
だと思う。
しかも、役者や監督はもう亡くなった人で、今の時代では再現不可能なものなのだろう。
どういう意図があってこの小説を書いたのか、いつか作者に解題してほしい。