Rの法則

Rの法則」というEテレの番組に新海誠監督が出演していた。しかも生放送である。
忙しくて大変なのではなかろうか。


しかもその番組は、イケてる10代の子たちがひな壇に座ってトークをする、という
スタイルで、スクールカーストの最上位にいるであろう女子高生たちが仕切って
いるのである。


もし新海誠が高校生だったら、絶対に彼女たちから「オタク、キモっ!」と蔑まれて
いたに違いないが、大ヒット映画の監督なので人間扱いされていた。


監督に対する質問で、次回も10代が活躍するものを作りますか、というものがあった。
そのとき新海誠は、
「僕は10代のときにマンガやアニメが必要な人間だった。だから次の作品も、
いまの10代でゲームやアニメが必要な人たちのために作りたい」
というようなことを語っていた。


おそらく質問した女子高生は、ゲームやアニメが必要ない人だと思うから、
監督の答がよく分かっていないのではないかと思うが、私は新海誠のブレない
姿勢にグッときた。