
- 作者: 佐藤健太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: 新書
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思われるような重要なものを紹介した一冊である。
学生の夏休みの課題図書にしたらいいのではないだろうか。
ただ、ひとつだけ苦言を呈するならば、本文にある分子構造のCGがモノクロなので
分かりにくいということだろうか。
おそらくもともとはカラーだったはずで、モノクロならば普通の分子構造の図でも
良かったのではないか。
それから、糖尿病の薬として多くの人を救ったであろうインスリンが紹介されて
いないのも不思議である。
たしかインスリンを作った人はノーベル賞を受賞したのではなかっただろうか。
これも世界史を変えた薬だと思うのだが。
ノーベル賞といえば、イベルメクチンで受賞した大村博士の記述がおまけとして
ついている。
もし重版がかかったなら、本文に書き加えるべきだと思う。