Boaz2015-05-06

織田信長は全く酒が飲めない体質だったらしい。
だとすると、戦勝の宴や接待のとき、どうしていたのだろうか。
主君やホストが酒を飲めないとき、部下の者や客はどうするのが作法だったのか。
そもそも、織田信長の目の前でリラックスして酒を飲めなかったと思うが。



韓国には爆弾酒という飲み方があるそうだ。
ビールにウィスキーを入れて飲み干すらしいが、バカなことをするものである。
体質的に飲めない人が強要されたら、急性アルコール中毒で死ぬだろう。


中国にも白酒を次から次へと飲み干さなければならない風習があるという。
アジアに限らず、欧米でも「酒が強い=男らしい」という価値観は共通している。
これはなぜなのだろう? 


文化人類学的には、もう答は出ていると思うが、専門家でないから知らない。
アルコールで前後不覚にならない人は偉いというのは、単にマッチョな人がすごい
ということにすぎないと思うのだが、21世紀になってもその価値観が続いているの
だから、人類にとってどうしても切り離せない考えなのかもしれない。



酒をがぶ飲みするのは愚かな人間のすることだ、という意識が広まれば、上記の
ようなマッチョな風習はだんだんなくなっていくはずだが、今の若者たちはどう
なのだろうか。


若者のビール離れという話はよく聞くので、ビールの一気飲みは減っているかも
しれないが、単にビールが焼酎のサワーに代わっただけかもしれない。


統計的には、アルコール類の売上と知能の関係性は明らかになっているのかも
知りたい。
酒ばかり飲んでいる国民はバカだ、という結論が出たら面白いのだが、そういう
結果は出ないような気もする。