自民党が手のひらを返したように農協を潰している。
これまで大票田だった地方の農民は、高齢化して数が減っており、
TPPの導入にも邪魔になったからだろう。
この、TPPの妨げになるから消しちゃっていいんじゃない? という
発想は、私の勝手な思い込みだが、米国人のもののような気がする。
現在の政権の裏にいる、米国の新自由主義者とそれに洗脳された官僚が
絵図を描いているのではないか、と。
そんな陳腐な陰謀論を思いついてしまうほど、いまの自民党は異様に
見えるのだが、他の人はどうなのだろうか。
↓
ただ、農協を潰したら日本の農業は良くなるのかどうかは、ちょっと
分からない。
新規参入をする人たちが新しい流通の仕組みを作るかもしれないし、
既得権のある農民が頑固に抵抗するかもしれない。
ずっと前に立花隆の「農協」を読んだが、もうほとんど忘れてしまった。
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本来は農業の流通の仕組みを支える組織だったはずなのに、いつの間にか
金融機関になってしまった農協だが、その集めたお金は農協が潰れた後、
誰がどうするのか。
潰れるというのは間違いで、規模が縮小する、と言った方が正しいが、
どうも新自由主義者の狙いは農協マネーのような気がしてならない。