Boaz2015-01-08

フランスの新聞社が銃撃を受けて12人の犠牲者が出た。
犯人はイスラム過激派らしい。


言論に対して暴力で応じるのは絶対に間違っている、とした上で
言うが、なぜフランスの新聞社は執拗に風刺画を掲載し続けたの
だろうか。


人々が思わずニヤリとする風刺は、巨悪に対してストレートに
ものを言わずに、痛いところを突くものだろう。
いわば、弱者が戦うための方法である。


では、今回襲撃されたフランスの新聞社は弱者か? 
私には違うように見える。


フランスは、というより米国を含めたコーカソイドは、人種差別を
する。去年だったか、黒人のサッカー選手にバナナを投げつけた
事件がイタリアであったのを憶えているだろう。



調べたわけではないが、有色人種のメディアの白人に対する差別
よりも、白人のメディアの有色人種に対する差別の方が多いのでは
なかろうか。
(ただし、日韓関係やユダヤ人のように同じ肌の色で差別がある
ことも考慮しなければならないが)


なぜ白人はこれほど異民族をバカにするのだろうか。
近代文明の礎を作ったのは我々である、という優越感からか。
それとも、仕事を奪われているという閉塞感からか。


私には、先にケンカをふっかけたのはフランスの白人のように
見える。イスラム側は、同じように風刺画で応じるべきだった。