Boaz2014-11-28

アラフォーの世代ならば、田中邦衛が「食べる前に飲む!」と叫ぶ
大正漢方胃腸薬のCMを見て、ああ年末だなぁ、と思っただろう。


現在、大正漢方胃腸薬のCMは小栗旬が起用されているが、正直、
あまり印象に残らない。


一方、このところ圧倒的な勢いで攻めているのは、ゼリア新薬
ヘパリーゼのCMに出ている川平慈英である。
クラシックの有名曲に歌詞を乗せて歌い踊っているのは、往年の
田中邦衛を思わせる。
もしかしてCMを作った人が同じなのではないか。



なぜ日本では、これほどまでに忘年会が騒がしいことになっているのか。
正直、忘年会が楽しみでしょうがない、という人はどのくらいいるのか
知りたい。


もちろん、プライベートな友達どうしでやる忘年会は楽しいと思う。
私が言うのは、会社の人とやる忘年会のことだ。
自分の会社だけならまだいいが、取引先とかお得意様とか、いろいろ
掛け持ちをするのが、もうどうかしている。


つまり、忘年会が続いて胃腸が疲弊するので薬を飲みましょう、という
コマーシャルが、特に疑問もなく、面白おかしく放送されているのが
異常なのではないか、と。


胃腸に負担がかかるほど宴会をするより、家でゆっくりした方が健康に
いいに決まっているではないですか。


それに、これだけ格差が広がってしまえば、忘年会に興じる人々は
少数になり、それを支える飲食店で奴隷のように働いている非正規
雇用の人たちは、苦々しい思いでCMを見るのではなかろうか。


もっとも、バイトの人たちは栄養ドリンクのCMに洗脳されているの
かもしれないが。