米国でがんに罹った29歳の女性が自殺したニュース。
なんで YouTube に自分のメッセージをアップしたんだろう、と思う。
プライベートなことなので、密やかに死んだら、こんな騒ぎにはなら
なかったのに。
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末期がんのような治る見込みもなく、耐え難い苦痛にさいなまれるなら、
安楽死には賛成である。
ただ、私のように未来に展望がなく、無意味に生きているだけのオッサンが
安楽死したい、と言い出せば、甘えるな、と叱られるだろう。
苦痛がないのなら、私も薬を飲みたい気持ちはあるが、勇気がない。
まだ様々な執着があるからだろう。
すっと薬が飲めるような境地にたどり着きたいものだ。
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もし厚生労働省に新自由主義の官僚がいたら、どんどん安楽死の薬を処方
すべし、と言うだろう。
なんならシステマティックな安楽死センターを作って、天下り先を増やす
かもしれない。
なにしろ早めに死んでくれたら、年金も医療費も大幅にカットできる。
財務省の官僚も大賛成してくれるだろう。
新自由主義者は、税金を納めず、国から給付金をもらっている人は許せない
だろうから、弱者はどんどん安楽死センターに送るべし、と論陣を張るだろう。
安楽死に使う薬のコストもバカにならないだろうから、死んだ人の臓器を
外国の富裕層に転売して儲けたらどうだろうか。
とんだディストピアだが、本気でこんなことを考えている人がいそうで怖い。