テレビプロデューサーの井原高忠が亡くなったと聞いた。
たしか小林信彦の唐獅子シリーズに、井原高忠をモデルにした人物が
出ていたと思う。ヤクザ顔負けのキャラクターだった。
週刊文春の小林信彦のコラムで追悼の文章が書かれるだろう。
私がテレビで井原高忠を見たのは、笑福亭鶴瓶と香取慎吾がMCの
「平成日本のよふけ」だった。後にも先にも、これしかない。
怖い人だという先入観があったせいか、目が笑っていないように
思えた。
その番組の中で、テレビは作ったり出演したりするもので、見るもの
じゃない、とうそぶいていて、テレビのプロデューサーというのは
このくらい威勢がよくなければできないのだな、と思った。
私が松山の古本屋のワゴンセールで、100円で手に入れた自伝「元祖
テレビ屋大奮戦!」はネタ本として面白く、過去のブログで2回ほど
引用した。
アマゾンでは中古品として1万円近い価格で売っていたので驚いた。
再販すればいいのに。