ダイレクトメールは、果たして効果があるのだろうか。
たぶん、効果があるからいまだに出しているのだろうけど、もはや
スパムメールと同じぐらい無意味になっているような気もする。
私が学習塾に勤めていたとき、チラシを配ったことがある。
1000枚印刷して封筒に入れ、なるべく子供がいそうな家庭を選んで
投函する。
子供がいるかどうかは、洗濯物とか自転車などを見て判断する。
自転車で小一時間まわって、3日もあれば配り終える。
そこから電話がかかってくるのは1つか2つだった。
では、チラシを配るのは費用対効果でマイナスかというと、そうでも
ない。一人でも通塾してくれる子がいればありがたい。
しかし、チラシはあくまでも初期段階の広告であり、次は通塾生の
友達とか、親同士の口コミなどで生徒を集めるのが常道である。
何度も何度も同じところにチラシを投函したら、逆に印象が悪くなる。
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ダイレクトメールも、いくら名簿を入手してピンポイントで狙ったと
しても、その気がない99%に対しては単なるスパムメールである。
こういう20世紀型の広告展開はもう終わりにして、新しい方法を考える
べきではないだろうか。
それは広告代理店の仕事だと私は思う。