Boaz2013-12-15

中国がいまにも日本を侵略しようとしている、と思う人はどのくらい
いるのだろうか。
日本の後ろに米国がいる限り、そんなことはないと思うし、19世紀的な
植民地獲得はもうできないだろう。


そもそも日本には地下資源がないので、土地を奪ってもしょうがない。
金の卵を産む鳥を絞め殺すのは馬鹿げている。
こういう考えを伝えていく方が、私は平和的だと思う。



かといって現在の中国が安全な国であるとはとても言えない。
領土拡大の野心に燃えているというより、内政問題をごまかすために、
外国を挑発している。
うかうかと乗っている人がいて見苦しい。


長期的に見れば、中国共産党がなくなって民主主義国家になってくれ
ればいいのだが、革命か内戦でも起こらない限りそういう可能性は低い
だろう。


できれば、旧ソ連ゴルバチョフのような人が中国共産党にも現れて、
ウイグルチベットの独立を認め、各省の自治を大幅に認める連邦制
国家のようになっていただきたい。
中華主義から小中華主義への転換である。



周辺国がすべきことは、あらゆる手段で中国を分割していくことである。
こちらがむやみに軍事力を強めたら、相手も意地になってやり返すだけ
だ。


そうではなく、小中華主義の方が体制を維持するコストが低くなって、
国際競争力も高まりますよ、とでも言いくるめて、共産党体制をソフト
ランディングさせるように誘導しなければならない。


そういう青写真を描いている人はたくさんいるはずだが、実現には時間が
かかるので、少なくとも50年ぐらいはみなければならないだろう。
相手の挑発に乗って戦争をしようなどと考えるのは愚の骨頂である。