Boaz2013-12-13

「やさしさをまとった殲滅の時代」を読んだ。

「で?」とか「からの?」としか言えない、オッサンのポエムだった。


ちょうど速水健朗の「1995年」を読んだところだったから、00年代に
ついて整理しているのかと思っていたが、期待はずれだった。


たぶん私が、堀井憲一郎を胡散臭い人と思っているからだろう。
なんというか、大学のサークルにやってきて威張り散らすウザいOB、
といったイメージなのだ。


これまで何人も早稲田大学を卒業した人に会ってきて、みんな要領が
いいなぁとは思ったが、すごいなぁと思ったことはなかった。
なんでも器用にできるけれど、本質を捉えていない感じがした。


バブル期に活躍したコラムニストの山崎浩一も同じ臭いがする。
大学は早稲田ではないが、えのきどいちろうも同じラインか。


おそらくネットの広がりによって仕事を失った人々だと思う。
堀井憲一郎は、なんとかそうならないようにがんばっている。
私は応援しないが、どういうふうに執筆活動を続けていくのか、
なんとなく傍観してみる。