Boaz2013-11-04

特区というものが存在するということは、それ以外の場所は
中央官庁が箸の上げ下ろしまで指図をするということだ。


もちろん野放図にしていたら、私的利益を最大化させようと
する人々によって社会が混乱するだろうから、大まかな規制は
必要である。


中央官庁による社会の締め付けには濃淡があって、旧ソ連
現在の中国などは厳しいだろうし、米国のように州の方に
多くの権限がある国もある。


日本は中央官庁の権限がかなり強い国だろう。
それでうまくいっている部分と、そうでない部分があるのは
どこの国でも同じだろうけど、特区を作ってくれよという声が
出てくるということは、そろそろ権限をゆるめてほしいという
証拠だと思う。


外国ではどうなのだろうか? 自由にさせすぎて逆に混乱する
ことも多いのではないか。
というのも、平均的な国民の倫理はどこの国でもそれほど高く
ないと思うからだ。


中央官庁と民間の落とし所はどのあたりにあるか、それをジャッジ
するのはどこなのだろうか。