人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ

芸人が書いた本なので、ラーメンを女性に例えるなどの筆の滑りが
あるものの、ラーメン二郎を紹介する本としてはまともなのでは
ないだろうか。
ラーメン二郎に興味がある人は、読んで損をしないはずだ。



私は現在「ラーメン生郎」になっている旧吉祥寺店で初めて二郎を
食べた。噂には聞いていたものの、こんなにすごい量だとは思って
いなかった。が、完食した。


中毒性があるのか、お腹を壊しても、どういうわけか無性に食べたく
なるのがラーメン二郎である。
近所だったので自転車で通いつめた。1999年ごろである。
2000年あたりで、太麺だったのが細麺になったので、通うのをやめた。
上記の本の巻末にある年表によると、2001年の4月に「ラーメン生郎」に
なっている。


その他で食べたことのある店は、三田の本店と目黒店と神田店だけで
ある。
支店が30以上もあるとは知らなかった。
他の店も食べてみたいのだが、もう東京に行くことはないだろうし、
年をとって二郎を食べる元気もなくなった。



松山にはラーメン二郎的な店はない。
強いて挙げるならば「骨太BUTAMEM」だろうか。もちろん二郎の足下にも
及ばないのだが、雰囲気だけは近い。


ラーメン二郎は若者のための食べ物だ。
学生の数が日本一多い東京だから成り立つのだろう。


現在、熱心に二郎に通っているオッサンたちも、還暦を迎えるころには
食べられなくなっているだろう。
それまでに若手の育成をしておかないと、この独特の文化は滅びてしまう
のではなかろうか。