Boaz2013-08-06

松山の外食なら、この人のブログを参照するとよいです。
http://2103center.blog112.fc2.com/
個人的には、味の好みが違うので参考にできないのですが、とにかく
たくさんの店に入って写真を撮っているのが長所であります。



バカにしているわけではないのだが、食べ物系のブログを書く人は
出されたものを撮影するとき、どういう感じなのだろうか? 


私も八幡浜ちゃんぽんとか伊勢うどんを食べたときに、記念だと
思って携帯で写真を撮ったことはあるけれど、どうにも恥ずかしく
て、落ち着いて食べられなかった気がする。


一般の人が食べ物の写真を撮影し始めたのは、ここ10年ぐらい
だろうか。
写真を撮る機能がついた携帯が濃密に普及している日本だから
あらわれた文化だと思うが、外国ではどうなのか。
米国人などは嬉々として撮影しているような気がする。



私の単なる憶測だが、自撮りが好きな人は、あまり食べ物の写真を
撮らず、逆に食べ物の写真を撮るのが好きな人は自撮りをしない
傾向にあるのではないか。


それは興味の対象が内側に向けられているか外側に向けられている
かの違いに見えるかもしれないが、本質は同じだと思う。


自撮りは、ストレートに自分が大好きなことを表しており、食べ物
系は、グルメっぽい自分が好き、という気持ちをワンクッション
置いて表現しているのだ。


そして誰もが一度は通る、雲とか夕焼けなどを撮る系である。
あれも、こんな瞬間を切り取っている私ってセンス良くない? と
いうアピールが記録されており、やはり自分大好きなのだ。



しかし、こういう自意識は手軽に写真が撮影できるようになって
からのことで、半世紀の歴史もない。


家族写真やポートレートのようなかしこまったものから、気軽に
日常を撮影するようになるまでには、ずいぶん時間がかかったと
思うし、人々の意識も急には変わらなかっただろう。


が、少なくとも平成以降の日本の若者は、生まれた時から自分
大好きな環境にいる。
親がビデオを撮影し、プリクラを撮り、スマホにはギガ単位で写真
がある。ハメ撮りしている子もいるだろう。


そういう人たちが老人になったとき、どんな感じで写真に写るの
だろう? 若い時と同じように、ピースを出してイエーイとでも
言うのだろうか。


でも、それはリア充だけの話かもしれない。
撮られ慣れてない人の顔は、どうしても引きつったようになるから、
すぐに分かってしまうのだろう。