ニホンウナギが絶滅しそうだという。
これは Wikipedia に載っていた天然のニホンウナギの捕獲量である。
1970年代に大きく落ち込んでいるが、1985年ごろには回復している。
漁を自粛したのか、自然に回復したのか分からない。
1985年あたりから、急激に捕獲量が減ってきている。
2000トンを切るようになってから、回復不能なダメージがあったようだ。
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私が子供のころは、うなぎは大人が食べるもので、滅多に口にできる
ものではなかった。
ていうか、魚が嫌いだったから積極的に食べようとも思わなかったが、
うなぎのタレの香ばしい匂いは、魚嫌いでさえ惹きつけるものがあった。
今では牛丼チェーンやスーパーでも手軽にうなぎを買い求めることが
できる(値段が上がって手軽ではなくなったかもしれないが)。
結局、希少なものを庶民の手の届くものに引きずり下ろした結果、
資源が枯渇してしまったのである。
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だとしたら、うなぎの数が回復するまで、気軽に食べられないように
するべきだろう。
財務省は「うなぎ税」をとって、現在のうなぎの値段を10倍ぐらいに
上げる。そうすると、金持ち以外は食べなくなるから流通量も減る。
税金はうなぎの完全養殖の研究に使う。
そのうちうなぎの数が回復したら、たぶん税は撤廃されずに、別の
目的に使われるだろうけど。
でも、中国人が食べ尽くしてしまうかもしれない。
そのときは、国際的なキャンペーンをはって、うなぎを絶滅させた
のは中国人だ、と宣伝したらよかろう。
後の「うなぎ戦争」の発端である。