受験問題のガラパゴス化

中学受験で小学6年生が取り組む算数の問題、あれは日本だけの
ものではなかろうか。
つまり、受験問題のガラパゴス化である。


そもそも中学受験というのをやっている国がどのくらいあるのか
知らない。
あったとしても、日本の算数の問題のような特殊なものは出題さ
れないのではなかろうか。


じゃあ、あれは何のためにあるのか。
特殊な算数の問題をマスターした人は、そうでない人よりも創造
性に優れているのだろうか? 


それはつまり、中学受験をした人はそうでない人よりもクリエイ
ティブな仕事をしているかどうか、ということだが、実際に統計
をとったことはあるのだろうか。


私の勘にしか過ぎないが、統計的な有意差は出ないような気がする。


特殊な算数の問題は、受験産業が儲けるために作られていて、日本
の子供たちの貴重な時間は、それに費やされているのではないか。


じゃあどうやったら子供を選別できるんだよ、という人もいるかも
しれない。簡単な小学生レベルの問題で差がつかないから、わざと
特殊な問題を出してるんだけど、と。


うーん、だったら米国製のIQテストでもやらせたら、としか答えら
れない。それがあなたたちが大好きなグローバル・スタンダード
つーものではないの?