Boaz2012-06-29

玄関先に、頭をかじり取られたネズミの死骸が置いてあった。
たぶんネコのしわざだろう。
スコップで拾って庭に埋めた。


相手が喜ぶだろうと思ってプレゼントしたものが、実はあまり
喜んでおらず、それどころか不快な気分にさせることがある。


私は若いころからつい最近まで、これは相手が喜ぶに違いない
と思って、本やらCDやらDVDを貸していたのだが、ほとんどが
ありがた迷惑だったことに気がついた。


なので、よほどのことがないと、自分が面白いと思ったものを
勧めたりはしない。
(ブログで同じようなことをしているが、これは読む人が誰か
分からないからである)


おそらく若さというのは、自分が面白いと思ったことは他人も
面白いと思うであろうという根拠のない自信に満ち溢れた状態
のことを言うのだろう。


もっとも、編集者とかプロデューサーのような職業の人は、こ
の感覚がないと仕事で大ヒットが飛ばせないのだが、そういう
能力のある人は案外と少ない。


若い人に言いたいのは、もし誰かが面白いと勧めてくれて、そ
れがつまらなかったとしても、その人を責めてはいけない、と
いうことだ。


そして、面白いと勧めてくれたものが自分にとっても面白かった
としたら、その人とはいい友達になれるだろう。
そういう人を大切にしていれば、孤独な人生を歩むことはない。