山下達郎のコンサートに行ってきた。
松山でやるのは、なんと13年ぶりだそうだ。
私はこれまで達郎のライブはすべて東京で見ていたから、地方の
公演はどんなもんなのだろうと変な好奇心があった。
たぶん松山の客というのは、どちらかというとノリが悪いと思う
のだけれど、うまく我々を盛り上げてくれた。
「初めて山下達郎を見に来た人は?」という恒例の質問では、半分
ぐらいの人が手を上げていた。
2012年最初のライブが松山ということで、東京のようなとんがった
感じではなく、通常運転という感じだったが、それが松山の人の
雰囲気に合っていたような気がする。
2008年のツアーから、ドラムが小笠原拓海という若い人に交代し、
2011年のツアーでは、サックスが土岐英史から宮里陽太という、
これまた20代の若い人に交代した。
あとは50代のオッサンばかりなのだが、なんというか外見はSLで
中身は最新のマシーンという銀河鉄道999のようなイメージの、
ロケンロールな熱いライブだった。
トークの最中、非常ベルのような音が数秒鳴って、達郎が何を
話していたのか忘れる一幕もあったのだが、松山市民会館は
いつも何かあるそうで、結局何の音だったのかは分からずじまい
だった。
ちなみに一番最初に松山市民会館大ホールでやったときは、一階
席の半分ぐらいしか埋まっておらず、同じ日に中ホールではRCサク
セションがライブをしていたそうだ。
(もちろん今日は二階席まで満員御礼だった)
今回はFCで申し込みをしたせいか、7列目といういい席で見ること
ができて、テーブルの下のゴジラもしっかり確認できたのが嬉し
かった。
いつもはNHKホールや中野サンプラザから電車でホテルに帰るの
に、今日は自転車で自宅まで戻るという、不思議な終わり方を
したコンサートだった。