Boaz2011-09-21

為替の表記の仕方に前から疑問があって、1ドル=76円という書き方
は変なのではないかと思う。


例えば中学生に円高・円安というのを説明するとき、1ドル=90円から
1ドル=76円になったら、円高・円安どっち? と訊くと、直観的には
円安になったと思うだろう。
だって90円から76円に下がっているんだから。


でも答えは円高
1ドルを90円で買っていたのが、76円で買えるようになって14円もお得
になった。この14円分だけ円の価値が上がったから円高、と説明しても
分かったような分からないような顔をする。


逆に100円=○ドル、という表記にするとどうだろうか。
1ドル=90円のとき、100円=1.11ドルである。
1ドル=76円のとき、100円=1.31ドルである。


100円=1.11ドルから100円=1.31ドルになったら、円高・円安どっち? 
直観的に円高と分かるのではなかろうか。


為替というのは相対的なものだから、どっちかを固定して勘定しなくて
もよいと思うのだが、どうなのだろう。