Boaz2011-02-06

NHKスペシャルホットスポット」で、南米の平原に暮らす生き物が
紹介されていた。


南米では、大陸が分離されたときに、独自に進化した草食動物がいた
らしいが、北米とつながったときに流入した肉食動物に食いつくされ
てしまったそうだ。


そこで平原の主役はシロアリになった。
巨大なアリ塚を作って、周りに生える植物を独占することができた。


このアリ塚を狙ってやってくるのが、オオアリクイだ。
アリを食べるのに特化した生き物である。


私は名古屋の東山動物園だったかで、オオアリクイの食事を見たこと
がある。
透明なケースに餌を入れると、オオアリクイの細長い舌がビロビロと
伸びては引っ込む様子を見ることができた。
あれは正直、気持ち悪かったが、よく工夫された展示だと思う。


番組の最後では、幹線道路沿いでクルマにはねられて死んでいるオオ
アリクイが映されていた。
ブラジルの平原は、50年前に比べて8割以上が失われたという。


なんとかならんのか、と思う。