
- 作者: 今柊二
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/01
- メディア: 新書
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さらに、ラーメンライスも、ラーメンをおかず+汁と解釈すれば立派な
定食になるのだとか。
著者は東海林さだおが好きなあまり、同じような文章を書こうとして失
敗しているが、定食の歴史と発展を書いた第三章は素晴らしい。
これにB級グルメをからませれば、ベストセラーになる予感がする。
これからの予定として、「海外の日本定食」「文学と定食」「ファミレス」
について書きたい、とあって、今後の活躍を楽しみにしている。
ついでだが、米国にはTVディナーというワンプレートの冷凍食品がある。
これについても一冊書いてもらえるとありがたい。
以下は余談。
私の地元、松山で定食というと、まず中華の「元帥」だろう。
平和通り店のニラ肉定食か鶏ソース焼き飯が旨い。
鶏ソースというのは、からあげを甘辛い液にちょっと浸して出すもので、
この店の名物である。
もうひとつは「太養軒」という定食屋で、ここのジャンボハンバーグカレー
は絶品である。焼きうどんに鶏肉炒めを乗せた肉めん定食もいける。
ただ、このあいだ行ってみたら、店主が体調を崩したらしく、午前11時から
午後2時までの営業になっていた。心配だ。
松山はB級グルメも定食も不毛の地で、たいていまずいのだが、上記の店は
安心して入ってほしい。